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【名古屋】原状回復工事でクロスの張替えは必要？費用相場・注意点も解説

2021年8月15日 / 最終更新日時 : 2025年1月5日【名古屋】原状回復工事ウッドテック原状回復工事

【名古屋】原状回復工事でクロスの張替えは必要？費用相場・注意点も解説

2024年12月21日更新

賃貸物件の退去後に行われる原状回復工事。その中でも、クロスの張替えは費用がかかるため、本当に必要なのか悩むオーナーの方もいるでしょう。この記事では、原状回復におけるクロスの張替えの必要性、費用相場、耐用年数、判断基準などを詳しく解説します。

原状回復工事でクロスの張替えは本当に必要？

結論から言うと、クロスの張替えは「必ず必要」というわけではありません。しかし、次の入居者のことを考えると、張替えた方が良いケースが多いです。特に以下のような場合は、張替えを検討しましょう。

目立つ汚れやシミがある：タバコのヤニ、油汚れ、水シミなどは、クリーニングでは落としきれない場合があります。
カビが発生している：カビは健康被害の原因となるため、徹底的な除去が必要です。壁紙の張替えが有効な手段となります。
破れや剥がれがある：壁紙が破れていたり、剥がれていると、見た目が悪く、入居希望者にマイナス印象を与えます。
クロスの耐用年数を超えている：国土交通省のガイドラインによると、クロスの耐用年数は6年とされています。

上記に当てはまらない場合でも、前の入居者が長く住んでいた場合や、壁紙の色褪せが目立つ場合は、張替えを検討することで、物件の魅力を高めることができます。

クロスの耐用年数と張替えのタイミング

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、クロスの耐用年数は6年とされています。これはあくまで目安であり、使用状況や環境によって異なります。例えば、日当たりの良い部屋や湿気の多い部屋では、劣化が早まる傾向にあります。

張替えのタイミングとしては、耐用年数を目安にするだけでなく、上記のような汚れや劣化の状況を考慮して判断することが大切です。

クロスの張替え費用相場

クロスの張替え費用は、使用するクロスの種類や面積、業者によって異なります。一般的な費用相場は以下のとおりです。

広さ	費用相場
6畳	3万円～8万円
8畳	4万円～10万円
10畳	5万円～12万円

ポイント：上記はあくまで目安です。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。見積もりには、材料費、施工費、廃材処分費などが含まれているか確認しましょう。

クロスの種類と選び方

クロスには様々な種類があり、機能性やデザインも異なります。代表的な種類と特徴は以下のとおりです。

ビニールクロス：最も一般的なクロスで、価格も手頃です。
織物クロス：布素材でできており、高級感があります。
紙クロス：自然素材でできており、通気性に優れています。
機能性クロス：消臭、防カビ、抗菌などの機能を持つクロスもあります。

クロスの選び方としては、部屋の用途や雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。例えば、トイレや洗面所など湿気の多い場所では、防カビ機能のあるクロスを選ぶと良いでしょう。

原状回復をめぐるトラブルを防ぐために

原状回復をめぐっては、貸主と借主の間でトラブルが発生することがあります。トラブルを未然に防ぐためには、以下の点に注意しましょう。

入居時の状態を記録する：入居時に部屋の状態を写真や動画で記録しておきましょう。退去時の立会いで証拠となります。
契約書をよく読む：契約書に原状回復に関する特約が記載されている場合があるので、内容をよく確認しておきましょう。
国土交通省のガイドラインを参考にする：国土交通省が公表している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」は、原状回復の基本的な考え方や具体的な事例が記載されており、参考になります。
退去時の立会いは必ず行う：退去時には必ず立会いを行い、部屋の状態を双方で確認しましょう。

DIYでできること

軽微な汚れであれば、DIYでクロスの補修を行うことも可能です。

部分的な汚れ落とし：市販の洗剤やメラミンスポンジなどで汚れを落とすことができます。
剥がれの補修：壁紙用のりを使って剥がれた部分を貼り付けることができます。

ポイント：DIYで対応できない場合は、無理せず専門業者に依頼しましょう。

クロスの張替えを業者に依頼する場合の注意点

クロスの張替えを業者に依頼する場合は、以下の点に注意しましょう。

相見積もりを取る：複数の業者から見積もりを取り、費用やサービス内容を比較検討しましょう。
見積書の内容をよく確認する：見積書には、材料費、施工費、廃材処分費などが明確に記載されているか確認しましょう。
追加料金について確認する：後から追加料金が発生する場合があるか、事前に確認しておきましょう。
施工事例を確認する：業者のホームページや施工事例などで、過去の施工実績を確認しましょう。
保証内容を確認する：工事後の保証内容についても確認しておきましょう。

クロスの張替えに関するQ&A

Q. 喫煙によるクロスの黄ばみは、借主の負担になりますか？

A. 喫煙による黄ばみは、通常の使用を超える損耗とみなされる可能性が高く、借主の負担となるケースが多いです。契約書に喫煙に関する特約がある場合は、その内容に従います。

Q. ペットの引っ掻き傷がある場合、クロスの張替え費用はどのくらいになりますか？

A. 傷の程度や範囲によって異なりますが、部分的な補修で済む場合もあれば、一面の張替えが必要になる場合もあります。業者に見積もりを依頼して確認しましょう。

Q. 壁にポスターを貼っていた跡が残っている場合、原状回復の対象になりますか？

A. 画鋲程度の小さな穴であれば通常損耗とみなされることが多いですが、粘着テープの跡などが目立つ場合は、清掃や部分的な補修が必要となる場合があります。管理会社または大家さんに確認しましょう。

まとめ

クロスの張替えは、原状回復工事において費用がかかる部分ですが、物件の魅力を高め、次の入居者をスムーズに迎えるためには重要な要素です。状況に応じて適切な判断を行い、貸主と借主の間でトラブルがないように、しっかりと対応しましょう。